臼井 克年

臼井 克年

商品部

お客様に喜んでいただけると確信したアイテムを選定。

商品部の中で主に新商品の仕入れなどを行っています。全国のレストランのメニューに採用してもらえるような魅力的な食材を探しています。私が亀屋食品への入社を決意した最大の理由は「イタリアが好き」ということです。以前、旅行でイタリアを訪れた際、そこで経験した美食・上質なワイン・豊かな文化や歴史、そして地元の人々の温かさに心から感動しました。イタリアの食文化に関わる仕事を探していたところ亀屋食品のことを知り、この会社ならば私の情熱を活かせると直感し入社しました。

生産者のこだわりや誇りを丁寧にお客様へ届けたい。

ご自身の仕事で心掛けていることを教えてください。

新商品の紹介に際して特に心掛けていることがあります。それは、商品ページを通じて食材の良さが最大限に伝わるようにすることです。単に食材の特徴を列挙するだけでなく、その食材がどのようにして生まれ、どのような手間暇がかけられているのかを詳細に描写することです。また、生産者のこだわりや誇りを伝えるために、彼らの言葉を大切にして、それをお客様に届けるよう努めています。

社内では、日頃から積極的にコミュニケーションを取ることに重点を置いています。人は自分の考えを伝えたり、他人の意図を理解するのが難しいことがあります。特に、仕事を依頼する際に期待していることと異なる結果が出たとき、不満や不信感が生じることがあります。相手の考えや感情を理解するためには、積極的な対話が不可欠です。コミュニケーションを通じて、信頼、団結力、そしてチーム全体のパフォーマンスが高まります。良好なコミュニケーションを取ることを、結果に繋げるため重視しています。

食材に対する深いこだわりや、生産者の熱い思いを直接感じ取る.

仕事へのやりがいを感じる時・ことを教えてください。

自分が選んだ商品がお店のメニューに掲載されていると知った時です。選んだ商品がお店のメニューに載ることは、私の努力と献身が実を結んでいる証だと思います。商品選定において、自ら直接現地に赴きお客様に喜んでいただけると確信したアイテムを選んでいます。一つの商品を紹介するためには、相当な時間と労力が必要です。なので、その商品がメニューに取り上げられているのを見ると大きなやりがいを感じます。
商品を選定する際、単に書面や話を通じて情報を得るだけではなく、実際に現地を訪れることを重視しています。そこでの体験は、食材に対する深いこだわりや、生産者の熱い思いを直接感じ取る機会となります。特に地方の食材に焦点を当て、それらを全国のお客様に紹介することで、地産地消の促進や食の多様性の拡大に貢献しています。この仕事を通じて、個人としても、会社としても、社会に対して大きな使命を果たしていると強く感じています。私たちの仕事は商品の選定を超え、文化的な価値や地域コミュニティの支援にも貢献している事がやりがいです。

一方で、現場のニーズに合致した商品を提案することは大変な仕事です。私にはレストランでの勤務経験がなく、現在の顧客がどのような嗜好で店舗を訪れているのか把握するのが難しいことが多いです。優れた食材や美味しいワインを選んだとしても、それが顧客の期待と合致しなければ、商品は売れません。このギャップを埋めるのは、非常に難しいと感じる点です。
大変だと感じることに直面した際には、ポジティブな思考に切り替えることを心掛けています。困難に対して、ただ考えるだけでは不十分だと理解し積極的に行動に移しました。経験がない中で、まずは様々なレストランに足を運び、食事をすることから始めました。メニューの選択、内装の観察を通じて、理論だけでは学べない知識や、各店舗の独自性、使用される食材について深く理解を深めてきました。入社から10年以上経ちますが、今も新しいレストランを月に数回訪れることで、常に新しい刺激を受け、学び続けています。

深い充実感と責任感を感じています。

ご自身の仕事で誇りに思っている部分を教えてください。

この仕事で最も誇りに思うのは、人間にとって不可欠な「食」に関わる仕事をしていることです。
特に、地域の文化や伝統に根差したイタリア料理の分野では、日本食にも通じる豊かな歴史を学び、それを伝える役割を担えていることが私の誇りです。普段の生活では触れることのない、珍しい食材や文化に出会い、体験することは、私にとって非常に貴重な経験です。「食」は食べることだけでなく文化や歴史、人々の生活をつなぐ大切な要素であり、その一端を担えることに深い充実感と責任感を感じています。

プロフェッショナルとして、

生産者と飲食店の架け橋となること

をお約束します。